「礼儀正しく、図々しく」10年後に稼げる人に必要な資質とは (2/2ページ)
――今のお話にあった「いかにして稼ぐか」というところで、稼ぐ能力を決めるものは何だとお考えですか?
松尾:私が一貫して言っているのは「礼儀正しく、図々しく」ということと「決裁者と付き合うこと」です。
「礼儀正しく、図々しく」は要は「お願い上手」になること。また、決裁者と付き合うことでコミュニケーションの手間が省けます。愚直に仕事の能力を高めることも大事ですが、収入ということでいうとそこではあまり差がつかないというのが実感です。いかに意思決定者や決裁者とつながって、かわいがられるかというところの方が大事だと思いますね。
――「礼儀正しく、図々しく」についてもう少し伺いたいです。松尾:要はアップセールスの話です。マクドナルドでハンバーガーを頼んだら「ご一緒にポテトもいかがですか」と言われますよね。あれはマニュアルですが、それによって一日に相当な額の売上が増えているはずです。
人の財布を開かせるまでは大変ですが、一度開いた財布からもう少しお金を引き出すのは比較的たやすいものです。もう自分に対してもう少し何かしてもらうために一声かけられるかどうかというのは後々大きな違いになってくる。
これは「もう一声」のお願いができる関係性をいかに作るかという話でもありますし、言い方の問題でもあります。いろんな言い方を駆使してお願い上手になれるかというのは稼ぐ力に大きく関わると思っています。
(後編につづく)