オードリー若林が「自分探し」の先に辿り着いた境地とは (2/2ページ)
「飯なんてなんでもいいと思っていること」「表参道とか六本木を歩くと吐き気がすること」「イルミネーションに感動したことがないこと」を思っていないふりをして、「真っ当な消費者であり、常識を持ち合わせた身軽な30代」を演じているのが苦痛で仕方なかったからだ。
だが、30代半ば頃に小説家の西加奈子さんと加藤千恵さんと出会う。彼女たちは若林さんの正直な話を笑いながら受け入れてくれたのだ。自分の価値観を受け入れてくれる異性が少数でもいるにはいる、と思えるようになり、以前より女性が苦手ではなくなったという。
こういった身の周りの出来事や自意識と真っ向から向き合いながら、若林さんは「自分探し」の答えをたぐり寄せていく。人見知りを自覚している人、鬱屈とした日々を送っている人にとっては心のよりどころになるような一冊だ。
(T・N/新刊JP編集部)