一度は訪れたいザンジバルの世界遺産「ストーンタウン」の神秘的な魅力|#インスタ映え@アフリカ

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今回はタンザニアの世界遺産である『ストーンタウン』をご紹介したいと思います。タンザニアには自然遺産が3つ、文化遺産が3つ、複合遺産が1つと合わせて7つの世界遺産があり、ストーンタウンはそのなかで文化遺産にあたります。そのほか自然遺産にはキリマンジャロ国立公園、複合遺産にはンゴロンゴロ保全地域などがあります。こちらも一度は訪れてみたい場所ですね。

ストーンタウンって?

ストーンタウンは2000年に登録された世界文化遺産で、ヨーロッパとアラブの影響を受けた3〜5階建の歴史的建造物が所狭しとならぶ、ザンジバル島の旧市街全体を指します。建物には現在も現地の人が住み、観光客向けのお店を営んだりしています。

旧市街地の道は入り組んでいて、同じような建物が続くため、ホテルまでの道で迷ってしまうことも。私も現地の優しいお兄さんに助けてもらい、無事にホテルまでたどり着くことができました……!

街全体が神秘的な雰囲気に包まれており、街の風景に目を奪われてしまいます。またストーンタウンの一部にはこのようなひらけた場所もあり、高いところからの眺めは最高でしたよ!

負の遺産Slave marketとは? 

ストーンタウンには、その昔実際に奴隷市場であったという場所(Slave market)が残されており、現在は負の歴史である奴隷貿易を後世に伝えるための『奴隷市場博物館』も建てられています。


▲『奴隷市場博物館』看板

ザンジバル島は8世紀以降、奴隷貿易の中継地点として栄えました。奴隷商人に捕らえられたアフリカ人奴隷たちがザンジバルに集められ、そこから奴隷船に乗せられてアメリカなどに運ばれていったのです。
Slave Marketの中には当時の様子を再現した奴隷の像、大聖堂などもあり、厳かな雰囲気を感じました。

まとめ

今回はタンザニアの世界遺産、ストーンタウンの魅力をお伝えしました。ザンジバル島にはきれいな海だけでなくこのような歴史の趣き溢れる場所もあります。この記事を通して、きれいな街並みとともに、アフリカの歴史についても興味を持っていただき、奴隷貿易についても考えを巡らせるきっかけにしていただけたらうれしいです。

写真・文:ASANTE PROJECT

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