え?火星の火山が噴火してる?欧州宇宙機関(ESA)が公開した最近の写真に映し出されていた煙のような謎の影
火星に多くの火山が存在する。中には太陽系最大級とも言われる、高さ25km、幅600km以上の「オリンポス山」がある。
かつて火星は火山の噴火によって噴出した地下水が河川を作り、平原に流れ込んで海が生まれた可能性があるとされているが、数百万年、一説には数千万年以上、もう長いこと噴火は起きていないはずだ。
ところが欧州宇宙機関(ESA)が、2018年9月5日と、同10月20日に公開した写真には、まるで噴火しているかのような煙の流れのようなものが写っていたのだ。
その位置から推測するとアルシア山である可能性が高いという。
・アルシア山の噴火なのか?
アルシア山と思われる火山から、少なくとも750kmの長さの煙流が噴き出ているように見える。

image credit:isro / VMC The Mars Webcam flickr
アルシア山は、火星の赤道近辺のタルシス台地にあるタルシス三山のうち最も南にある火山だ。

image credit:isro / VMC The Mars Webcam flickr
北には三山のパヴォニス山、次いでアスクレウス山が存在する。太陽系最大の火山オリンポス山もまたこの北西に存在している。

image credit:isro / VMC The Mars Webcam flickr
・太古の火山噴火が火星に海をもたらしていた
所説あるが、公式には火山の最後の噴火は5千万年前とも言われている。
ただし2013年、太陽系最大と言われているオリンポス山に、240万年程前に噴火した形跡を発見したとする研究結果が報告された。また、オリンポス山は将来の噴火の可能性がある活火山であることも指摘された。
・太陽系で一番高い山、火星のオリンポス山 : カラパイア
火星にはプレートが存在しないと言われている。そのため火山は同じ場所にとどまり続け、噴火のたびに溶岩が新しい層を作り、火山の側面で冷えることで地球の火山よりも大きく成長する。
太古の火星に海が存在したのは、火山噴火が大きく関連していると推測されている。
ちなみに火星が噴火しているように見える同様の写真は、2015年1月にインドのマンガルヤーン探査機によっても撮影されている。

この時は、撮影角度によりクレーターの溝が煙流のように見えたというのが専門家の意見だけれど、本当に火星の火山が噴火したとしたどえらいことだ。
新たに海が誕生して生命が芽生えるとか、
そんな夢を見させてもらっていいですか?
References:VMC The Mars Webcam / isro.gov