追悼・輪島 黄金の左で投げ飛ばした波乱万丈70年(1)懸賞金制度を変えた「金遣い」 (2/2ページ)
しかし、白鵬は家族を伴い、家庭サービスを兼ねているが、輪島は一人。好き放題できたわけです」(相撲関係者)
周囲の目を気にせず、放蕩三昧。金に頓着せず、その豪快な飲みっぷりは、銀座界隈でも有名だった。相撲関係者が続けて明かす。
「銀座のクラブで飲むでしょ。そこで芸能人と会うと、ごちそうしちゃうわけですよ。しかも、高級シャンパン、ドンペリを平気で入れる。懸賞金をもらったって、それを担保に500万円使ってしまうこともあった。千代の富士も銀座で店を経営し、派手に遊んでいたが、実際はドケチで知られていた。相撲取りはそれが普通なんですが、輪島は規格外でしたよ」
現役時代には、懸賞金を使い込んでしまい、翌年の確定申告の際、税金が払えず、日本相撲協会が800万円を立て替えたこともあった。これをきっかけに、懸賞金は税金分を差し引いて力士に渡すようになったというから、相撲協会にとってもいわく言いがたい「伝説の人」なのだ。