２０１８年もそろそろ終盤を迎えようとしているが、今年２０歳、平成１０年（１９９８年）生まれの芸能人には誰がいるのだろうか？

　まずは、若手女優のホープ的存在の広瀬すず。広瀬が女子中高生向けファッション誌『Ｓｅｖｅｎｔｅｅｎ』（集英社）のオーディションでグランプリに選ばれ、同誌の専属モデルになったのは２０１２年。当時広瀬はまだ中学生だった。翌２０１３年には映画・ドラマに出演するようになり、２０１５年公開の映画『海街ｄｉａｒｙ』で知名度がグンと上昇。２０１６年公開の映画『ちはやふる』シリーズでは初主演、あっという間に人気女優となった。６月１９日で２０歳を迎えた今年は、連続ドラマ『ａｎｏｎｅ』（日本テレビ系）で初主演を務めた。来年４月からはＮＨＫ連続テレビ小説『なつぞら』ではヒロインの奥原なつを演じる。広瀬のさらなる躍進に期待したい。

　人気モデルの藤田ニコルも、今年２月２０日、２０歳を迎えた。ニコルは小学６年生だった２００９年、小学校高学年と中学生向けのファッション誌『ｎｉｃｏｌａ』（新潮社）のオーディションを受け、専属モデル（通称ニコモ）の活動をスタート。読者の年齢層が低いこともあって『ｎｉｃｏｌａ』の専属モデルたちは、清楚系のファッションや髪型で誌面に登場することが多かったが、個性が抜きん出ていたニコルは一人だけカラーコンタクトの使用を許され、個性的なスタイルを披露したり連載を持つなど、人気を博した。２０１４年に『ｎｉｃｏｌａ』を卒業した藤田はギャル向け雑誌『ｐｏｐｔｅｅｎ』（角川春樹事務所）の専属モデルを経て、２０１７年より『ＶｉＶｉ』（講談社）の専属モデルとして活躍中だが、その人気ぶりは相変わらずで、圧倒的な支持を得ている。２０代、３０代になっても活躍を続けてほしいものだ。

『ニコ☆プチ』（新潮社）、『ｎｉｃｏｌａ』（新潮社）『Ｓｅｖｅｎｔｅｅｎ』（集英社）の専属モデルを経て、女優として頭角を現しつつある飯豊まりえは今年の１月５日生まれ。『好きな人がいること』（フジテレビ系／２０１６年）で「月９」枠に初出演し、映画『暗黒女子』（２０１７）で清水富美加とともにＷ主演。２０１８年には映画『祈りの幕が下りる時』やドラマ『花のち晴れ〜花男　Ｎｅｘｔ　Ｓｅａｓｏｎ〜』（ＴＢＳ系）などに出演。若手女優の注目株だ。

　１０代前半の頃から芸能界で活躍している広瀬すずや藤田ニコルだが、今年ついに大人に。この他、福原遥（８月２８日生まれ）、平祐奈（１１月１２日生まれ）、元ＡＫＢ４８の大島涼花（１０月２１日生まれ）、ＡＫＢ４８の向井地美音（１月２９日生まれ）、ＨＫＴ４８の宮脇咲良（３月１９日生まれ）、欅坂４６の長濱ねる（９月４日生まれ）も今年で２０歳である。

　彼女たちが生まれた１９９８年といえば、携帯電話とインターネットがいよいよ本格普及するか……といった時期で、厚底靴やルーズソックスやキャミソール、使い捨てカメラが流行。ＣＤバブル絶頂期でもあり、モーニング娘。や浜崎あゆみがデビューしたのも１９９８年である。そんな時代に産声を上げた彼女たちがどんな大人の女性に成長するか、楽しみである。