天才テリー伊藤対談「高嶋政宏」(1)実は今、縛り方を習っているんです (2/2ページ)
高嶋 きっかけは20年ぐらい前、当時出演していた舞台の名古屋公演の時に、お世話をしてくれていたお付きの女性が、Hibikiさんという有名な女王様と知り合ったんです。その縁で、「アッシュ」というSMバーに、Hibikiさんが出演するSMショーを観に行ったんですが、それがもう本当にすごくて。
テリー SMショーは、その時が初体験?
高嶋 はい、ポールダンスなんかは何度か観たことはありましたけど、それとはまったく違う体験でした。水をかけられて白衣が素肌にピッタリはりついたMの女性が吊るされたり、首輪をつけられてムチで打たれたり、アナルバイブを入れられたりしているところを観ていて、「これだ!」と思っちゃったんですよ。その後も東京や博多なんかのSMバーに足を運んで‥‥そこで、自分の中で何かが大きく変わった感じですね。
テリー へえ、何がそんなによかったんですか?
高嶋 うーん、理由はよくわからないです(笑)。
テリー 五感に訴えてきたみたいな?
高嶋 子供が初めて焼き肉を食べて「なんておいしいんだ!」と感動するのに、理由なんてないじゃないですか。それと同じですね。そこからむさぼるように、いろんなお店に通うようになりました。
テリー 俺、行ったことないんですけど、SMクラブって、どんな雰囲気なんですか?
高嶋 周りの人たちとの壁をまったく感じませんね。僕は初めての店でも独りで行くことが多いんですが、入るとすぐ「お兄ちゃん、今日は独り?」って声をかけられて、そこから「あなたは何フェチ?」なんて調書を取られるみたいにどんどん質問されて(笑)。
テリー あー、性癖に興味津々なんだ。
高嶋 そうなんですよ。答えるのをためらうと、「あなたが変態なことはわかっているんだから、恥ずかしがることないよ。みんな同じなんだから」と、迎え入れてくれるんです。
テリー 確かに、そんな雰囲気なら気分は解放されるよね。基本は、お店に行ってショーを観るだけ?
高嶋 実は今、緊縛の講座に通って縛り方を習っているんですよ。大好きなロックバンドのコンサートを観たあと、「俺もいつか、あっち側に立ってやるぞ」って思いながら練習している感じでしょうか(笑)。