巨人、阪神は本当に「ドラフト敗者」か? (2/2ページ)

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ここに、スピード勝負のできる高橋が加わったことで、投手起用の選択肢も増えた。まして、4位で同じく150キロ強のストレートを放る高校生左腕の横川凱(18=大阪桐蔭)も指名している。現有戦力との兼ね合いを考えれば、高橋の指名は間違いとは言えないはずだ。
「2位で増田陸(18=明秀学園日立高)を獲りました。根尾、小園ほど有名ではないが、高校生ではAランクの遊撃手です。打撃センスもあり、ソフトバンクの松田に似ています」(在阪球団スカウト)
 今年のセンバツ大会に出場している。スローイングに「やや難アリ」の印象をもったスカウトもいたが、明秀学園日立高の監督は金沢成奉氏だ。かつては青森・光星学院(現・八戸学院光星)を指導していた名将で、教え子の中には、巨人・坂本、阪神・北條もいる。その金沢監督が太鼓判を押すスラッガーである。即戦力ではないかもしれないが、将来のクリーンアップ候補と見ていい。

 元スカウトマンがこう言う。
「ドラフト直前、新人選手と二軍指導者の関係も考えます。お目当ての選手がチームの気質に合わないと分かれば指名を見送ることもあります。人間同士だから、合う、合わないがあって当然。自分に合わない指導者の下では素質を開花できないので」
 二軍指揮官として「シーズン163個」の盗塁新記録を達成させた矢野監督が、俊足の近本光司外野手(23)にホレ込み、原監督が東海大カラーを知る投手を獲った。元スカウトの「合う、合わない」の定義に基づけば、巨人、阪神の今年のドラフトはメディアの評価を覆す可能性もある。(スポーツライター・飯山満)

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