天才テリー伊藤対談「近田春夫」(4)近田さんの人生はまだまだ長そうだ (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー こういうすばらしいアルバムができたからかもしれないけれど、近田さんは最近、いい顔になってきたね。

近田 本当に? それはうれしいな。もしかしたら本来の自分に戻りつつあるのかもしれないね。さっき話した入院の頃まで、自分自身「ちょっと違うかな」と思いながらズルズルと生きてきた自覚があった。でもそれ以降、「一文なしになってもいいや」みたいな気持ちで生き方をリセットしてみたんですよ。

テリー 近田さんの年齢でそういうことが言えるの、カッコいいね。

近田 あと昔のメンバーとバンドをやってみて、昔の自分よりずっと演奏がうまくなっているのがわかった。それで「俺の人生、ちゃんと積み重ねてこれたんだな」と思えたのも、自信につながった。そういうのが顔に出てきているんじゃないかな。

テリー 川口さんみたいな存在もそうでしょう。「誰かが自分のことを認めてくれる」ということは、生きる力になるよね。

近田 そうだよ。あと、85年に手塚眞監督と一緒に作った「星くず兄弟の伝説」という映画も、根強い人気を誇るカルトムービーになって、今年33年ぶりの続編が公開されたんですよ。昔の仕事が今にしっかりつながっている、そういうことに勇気をもらっています。

テリー いいね、それって最高じゃないですか。

近田 ちなみにテリーさんは、自分が何歳ぐらいまで生きると思っているの?

テリー どうかな、ひとまず102歳までは生きようと思ってるけど。

近田 俺ね、たぶん300歳まで生きると思うのよ。見てよ、生命線がこんなに長いの(と手のひらを見せる)。

テリー 本当だ(笑)。まだまだ先は長いね。

近田 でしょう? これからもっと、いろんなことをやらないとね。

◆テリーからひと言

 近田さんとは10年ぶりぐらいに話したけど、やっぱり最高だね! 2人でトークライブイベントもやりたいな。誰か企画してよ。

「天才テリー伊藤対談「近田春夫」(4)近田さんの人生はまだまだ長そうだ」のページです。デイリーニュースオンラインは、LUNASUN超冗談だから週刊アサヒ芸能 2018年11/8号近田春夫テリー伊藤連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧