刀剣男士の『紅白歌合戦』出場発表にファン感涙「ついにここまで……!」 (2/2ページ)
またその一方、「コスプレだと思われそう」「何も知らない人に否定的な意見を持たれそうで苦しい」「肩身が狭い」など、心配する声も少なくはない。
刀剣男士たちはあくまで○○役の○○○○、ではなく「刀」として出演する。これはいわば、「宝塚歌劇団の女優が“オスカル”として登場する」のに似ている。こうした設定になじみのない視聴者にどこまで親しまれるかが課題だろう。
「物が語る故、物語」
この言葉は作品中でも何度か出てくる言葉だが、筆者としては、数百年に渡る歴史の中で、時には美術品、時には武器として、常に人に愛され使われた日本刀たちが、今はこうして形を変え、また我々の側に寄り添ってくれているのでは、と考える。
『ジャパンカルチャーとして、もてはやされる文化』『職人の技が光る至極の一品と、それにまつわる所持者の生き様』、今と昔どちらのありようも、素晴らしい日本の文化だ。それを再認識し、その経済効果により「推し」の刀がこれからも丁重に保護されれば言うことはない。
そしてなによりもこの歴史の目撃者となれたことを素直に喜びたいところである。
(オタク文化コラムニスト/椿みつこ)