“人妻エロティシズム”充満の篠原涼子を堪能するサスペンス『人魚の眠る家』 (2/2ページ)
ただ眠っているかのような愛娘の姿に、取り憑かれた母の愛の狂気が加速する。中盤からクライマックスにかけて、あの大粒の瞳をカッキと見開いて、娘の復活・再生を盲信する姿は、ホラー映画のよう。実際、禁断の研究開発はさながら“フランケンシュタイン博士”のソレに近い。眠る娘を人形のように着飾らせ、外へ連れ歩き、ご近所や学校のウワサにもなるあたりは、かなりイッちゃっている。クライマックスは“包丁沙汰”にもなるのだがらオソロシイ。
常軌を逸した母の愛の先に見えるものは何? 最先端技術は人を救えるのか否か? など興味深いテーマが重層的に押し寄せ、見応えアリ。それでもやっぱり、一番の魅力は熱演・涼子の“人妻エロス”かな(←しつこい)。