『西郷どん』はダークな瑛太の代表作になる! (2/2ページ)
瑛太といえば、映画やドラマシリーズ化された『まほろ駅前』(テレビ東京系)での、頼りないけど憎めないお兄ちゃんというイメージが強いが、近年はどちらかというと陰を持つ役柄が急増中だ。今年公開の主演映画『友罪』ではかつて全国を震撼させた元殺人犯という役どころで、ショッキングな設定とともに瑛太のダークな演技が話題になった。また、広瀬すず(20)の主演で注目されたドラマ『anone』(日本テレビ系)では、偽札製造をしていた過去を持つ物語のキーマン、中世古を演じている。
■心に闇を抱える役が似合うようになってきた瑛太
そう、最近の瑛太が演じる役どころは、「心に闇を抱える」男が多いのだ。瑛太の重たく存在感ある芝居に、ますます磨きがかかってきた証拠といえよう。そんなところに『西郷どん』の大久保役だ。西郷と敵対する大久保利通は、哀愁漂うダークヒーローというイメージが強い。まさに今の瑛太が演じるに、ぴったりの役柄だったわけだ。
瑛太は2006年の『アンフェア』や、14年の『最高の離婚』(いずれもフジテレビ系)と、これまでは時代を代表するドラマに長く出演してきた。35歳を迎えていよいよ俳優として円熟のときを迎えた現在、大久保利通を演じる『西郷どん』が、瑛太の新たな代表作となる予感がしてならない。(ドラマライター・半澤則吉)