天才テリー伊藤対談「大木凡人」(2)立川談志さんから弟子のお誘いが!? (2/2ページ)
テリー アハハハハ、いいですねぇ、無責任で。
大木 ただ、あとで話を聞いたら、そんなふうに帰らせても、めげずに何度も来る人を弟子に取っていたらしいですね。もっとも、知っていても、当時の僕は忙しくて行けなかったですけどね。夜の仕事に加えて、昼間は演技の学校に通っていましたから。
テリー 大木さんにとっては、それでよかったんじゃないですか。だって、当時はキャバレーがいちばん華やかな頃だったでしょう。司会業だけで、てんてこまいじゃなかったですか。
大木 そうなんです。僕にも学習院大学を出たばかりの子と、テレビドラマ「細うで繁盛記」に出ていた女優、2人の弟子がついていたんですよ。そのあともいっぱい弟子がつきました。
テリー あ、女の子に手を出しちゃったんでしょう。
大木 いえいえ、弟子にはさすがに。確かにキャバレーの子にはモテましたけど、同じお店の女の子に手を出してはいけないルールがあったんですよ。それをやったらクビですから、たいていは、よそのキャバレーの女の子でしたね。
テリー 実際問題、キャバレーの司会は、どのぐらい稼げるものなんですか。
大木 給料は大したことなくて、頼りはチップです。たくさんくれる人で3万、もっと景気のいい人は5万ぐらいくれましたから。
テリー ええっ、あの頃の5万円っていったら今だと40万~50万円くらいですよ。それが一晩でもらえちゃうんだ。
大木 そうなんです。200万円持ってきた人もいたんですけど、その人はゲイで「僕とつきあわない?」と言われたので、さすがに断りました(笑)