無実の罪の意味である「濡れ衣」三途の川にまつわるその語源を紹介! (2/3ページ)
この世とあの世の為替レートは存じませんが、自分の欲ではなく、真に誰かの幸せを願い、見返りを求めずお金を使うことで、ポイントが貯まって……的なイメージでしょうか。
太山寺蔵「地獄極楽図」より、三途の川。
いずれにせよ、生きている間にしっかりと渡し賃を支払っておけば、三途の川も悠々と渡ることができます。
※「六文銭」の考え方には諸説あります。
では、渡し賃を支払っていない方はと申しますと……残念ながらこちら(此岸)に留まることは許されず、鬼に追い立てられながら自力で三途の川を渡っていただくことになります。
ちなみに、三途の川は生前の罪深さによって渡る時の深さが変わり、裾をはしょれば歩いて渡れる程度の深さから、濁流にもみくちゃにされるほどの深さまで、実に色々だそうです。
どうか、お疲れの出ませんように。
奪衣婆と懸衣翁……さて、三途の川は無事に渡れましたか?
冥途の遠路、誠にお疲れ様です。
さっそくですが、ここで「奪衣婆(だつえば)」のご登場です。
「地獄草紙」より、奪衣婆が亡者の衣を引っぺぐ様子。12世紀。
この婆さま、三途の川を渡って来た皆さんの着ている一張羅……要は死に装束を引っぺぐ(奪う)のがお仕事。