フィリピン留学が増加する中アメリカ留学が大きく減少 ~『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2018』調査レポート~ (3/4ページ)
ただ、アメリカへの学士取得留学の人数は前年の680人から今回の741人と61人増えている。このことから最近のアメリカの治安や移民政策などのイメージから語学留学は減少したが、海外進学を目指す日本人高校生が昨今増えていることを受け、アメリカの大学に学位取得を目指す層は増加していることがわかる。
2)フィリピンの躍進が大きくイギリスを抜いて4位に
フィリピンは前回の調査でJAOSからの留学生が6,238人で5番目に人気の国であったが、今回は6,755人と517人増加しイギリスの6,648人を抜いて4番目に留学生が多い国になった。フィリピンの留学生は2016年の調査時点では3,918人だったので、この2年間で2,837人も増加したことになる。これは日本の中でのフィリピン留学の認知度が高まり、社会人だけでなく大学生や高校生もフィリピンを留学先に選ぶようになったことや、企業、大学、高校が研修先にフィリピンの学校を利用するようになったことが理由だと考えられる。
3)中学高校への留学が留学目的別で最大の増加人数
留学目的別の数字を見ると、海外の中学高校への留学は昨年の15,200人から今回の15,870人と670人も増加しており、日本人の留学目的で一番人気の語学留学が減少する中、大きく人数を増やした。これは、日本国内のグローバル化が進み、自分の子供に、グローバル人材になれるような教育を受けさせたいと感じる親世代が増加したことによるトレンドだと考えられる。
以上
【統計調査概要】
期間:2017年1月1日~2017年12月31日
調査対象:JAOS加盟留学事業者38社
■一般社団法人海外留学協議会(JAOS)とは
1991 年に留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙のために組織された機関。現在、留学サービス事業者を中心に 65 以上の団体が加盟、パートナー会員として、オーストラリア大使館マーケティング事務所、ブリティッシュ・カウンシルなど公的機関も会員になっている。2016 年には JAOS 会員留学事業者から約8万人の日本人が留学している。