『まんぷく』岡崎体育は、峯田和伸のブレイクに続けるか?
平均視聴率が20%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を割ることが逆にニュースになるなど、安定した人気のある連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)。ヒロインの福子役、安藤サクラ(32)の堂々たる演技はもちろん、萬平を演じる長谷川博己(41)のコミカルかつ熱い芝居も楽しく、毎日見どころが多い。今回は12月1日の放送を振り返り、注目ポイントを考えてみよう。
萬平のたちばな塩業に真一(大谷亮平/38)が営業、経理として加わることになった。開発していた栄養食品「ダネイホン」は厚生省の認可を受けて病院に販売できるようになり、多くの受注につながる。大阪経済界の大物、三田村(橋爪功/77)はこれを評価し、世良(桐谷健太/38)にダネイホンの販売を手伝うように進言するなど、事業は順風満帆。しかしそんな折、たちばな塩業に進駐軍の捜査が入ることになり……という展開だった。
進駐軍が踏み込んでくるなど急な展開だったが、今後の注目はズバリ、この進駐軍だ。演じているのが、人気バンド、Monkey Majikのブレイズ・プラント(38)とメイナー・プラント(43)のカナダ人兄弟とあって、英語での演技に注目が集まっている。そして、ミュージシャン俳優はこの2人だけでなく、テクノ界の異端児として話題の岡崎体育(29)も出演している。日系人の進駐軍役なのだが、まだ次週予告にしか登場していなかったのに、「いい感じにムカつくのがすごいw」「予告を激しくリピート」など、SNS上には早くも反響が寄せられていた。
ヒロインの安藤サクラをはじめ、実力も人気も兼ね備える『まんぷく』キャストの中で、演技をするイメージがほとんどないこのミュージシャン俳優たちがどんな芝居を見せるのか、注目だ。実はミュージシャン俳優は今、ドラマ業界全体のブームでもあるのだ。
■朝ドラはミュージシャン俳優がブーム?
まず近年の朝ドラで思い出すのが、昨年放送の『ひよっこ』に出演した峯田和伸(40)だろう。ヒロインであるみね子(有村架純/25)の叔父役を好演し、今年はドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)にも出演。このドラマは峯田の民放ドラマ初レギュラーだったが、なんと石原さとみ(31)の相手役という大役を務めた。ミュージシャン俳優は近年、演技力も高く評価され、たとえばRADWINPSの野田洋次郎(33)も、松田龍平(35)が主演する映画『泣き虫しょったんの奇跡』では主人公の親友、鈴木役に選ばれている。ミュージシャン俳優はドラマ、映画に欠かせない存在なのだ。
もちろん、これまでも感性豊かなミュージシャンたちは役者として成功を収めてきたが、近年は特に人気ミュージシャンたちがどんどんドラマに進出し、いいアクセントを加えている印象がある。『まんぷく』の序盤で強い印象を残した牧善之助役の浜野謙太(37)もミュージシャンだが、最近は『グッド・ドクター』(フジテレビ系)などドラマに引っ張りだこになっている。岡崎体育たちも『まんぷく』での演技が評価されれば、ハマケンのようにブレイクするかも?(朝ドラ批評家・半澤則吉)
※画像はNHK『まんぷく』番組公式ホームページより