地下アイドル運営の怖い大人について:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載12 (2/4ページ)

ブッチNEWS


「はっきり言うね。地下でも地方でも、たぶんメジャーでも、すべて善い大人ばかりが運営してるとは限らないよ」って。
「でも、すべて善い大人ばかりじゃないのと同じで、すべて悪人ばかりじゃないよ」って。
 ただやっぱり、そう言いながらも、どこかとてもむなしい気持ちになるんですよね……。

 むなしい気持ちと言えば、ここ数年、「AV女優出演強要問題」が社会事件化ときにも強く思ったことでした。あのとき、私にあの問題に対してコメント依頼とかが来たんです。「元AVギャルとしてどうお考えになられますか?」と。
 それに対して、実は私、依頼のあった当時はすべてお断りしていました。物凄く生々しい話になりますけど、私自身が現役でAV業界にいたときの知人や友人が、あの問題にいろんな立場で関連していたりがあったからなんです。だから、客観的な視点でとか正直見れませんでした。
 あと、元AVだったから……なんてだけで、それっぽい理屈を言うなんてことも、絶対したくなかった。「出演強要」自体には、そりゃ100%大反対です。ただそういう「正論」だけをかざすことはしたくなかった。
 だからこそ私は、その後、自分の著書『元アイドルのAVギャル瀬名あゆむ、アイドルプロデューサーになる』で、自分がなぜAVデビューしたのか、AV業界についてどう思い考えているのかを詳しく書きました。事件へのコメントではなく、私自身の生き方の問題として。

怖いは正しい。だから怖いに負けないでほしい。

 でね、あの、大袈裟じゃなく、「アイドル」も「AV」もやっぱり「生き方」の問題だと思うのです。誰の生き方かっていえば、それは「自分自身の生き方」です。
 私がAV業界に女優として入ったとき、「なんかキラキラしてそう!」くらいのノリだったんですね。自分から望んで、AV事務所の人に会いにいったんです。そのとき、「AVって怖いんじゃないなかな?」なんてほとんどあんまり全然考えてなかった。こういうノリ、いまなら思いっきり叩かれるだろうノリですよ。でもそれがそのときの、二十歳そこそこだった私の「生き方」で、その生き方の勢いで私は自分の二十代を駆け抜けたんです。

 私みたいな生き方を、そのまんま他の若い女の子たちに勧められるとは決して思いません。

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