球団買収に失敗!千葉ロッテが「存続」を勝ち取った裏事情 (2/2ページ)

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渡辺氏は巨人オーナーの職を退いて久しいですが、存在感は今も健在なので」(前出・同)

 渡辺氏は92歳とご高齢だ。政財界にも広いネットワークを持ち、オーナー時代にはドラフト制度、フリーエージェント、国際試合などの改革案も牽引してきた。酔った勢いでの失言、暴言もあったが、今も強い権限持っているとする話はマンザラでもないようだ。

 NPB関係者によれば、渡辺氏は野球協約を完全に暗記しているという。オーナー会議で強いイニシアティブを握っていたのは、「野球協約の…」と、具体的に論じることができたからだそうだ。後にも先にも野球協約を暗記していたオーナーは渡辺氏だけだという。

「プロ野球の世界は閉鎖的で、新参者を受け入れにくい傾向にあります。04年の球界再編時、IT企業やインターネット関連の事業者が『新しい企画』を訴えましたが、聞いている側はオジイチャンたちばかりでした」(ベテラン記者)

 前澤氏は「シーズンオフ後に球界へ提案するためのプランを作ります」とも綴っていた(直後に「シーズン後」に修正)が、閉鎖的な世界の息苦しさを痛感していたのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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