男が惚れる“広島弁のシェイクスピア”!『仁義なき戦い』魂の名セリフ (2/2ページ)

日刊大衆

「狙われるもんより、狙うもんのほうが強いんじゃ」

 と警告するが、実際、その通りになった。坂井は直後に射殺されたのだ。最後は坂井の葬儀シーン。広能は祭壇に向けて銃を乱射し、山守に告げた。

「弾は、まだ残っとるがよ」

 見せ場である。だが、広能は敵を最後に殺さない。ここに『仁義なき戦い』の独自性がある。

 第2作『広島死闘篇』は、広能が服役していた頃に時計の針がさかのぼる。山中正治(北大路欣也)は刑務所で暴れ、拘束されたときに言った台詞がコレ。

「ぶち殺しちゃる。ぶち殺しちゃるんど~」

 この「ぶち殺しちゃる」が山中の行動原理である。もう一人の主要キャラが大友勝利(千葉真一)だ。欲望最優先、狂犬のような大友は、究極の女性蔑視発言をぶちかます。

「うまいもん食うてよ、マブいスケ抱くために生まれてきてるんじゃないの」

 そして、こう続けた。

「好きなようにやるだけじゃ」

 自分の組を立ち上げた大友は、広島の大組織・村岡組を激しく攻撃する。一方、村岡組入りした山中は、大友組幹部を殺害し、逮捕されるも脱走。恩ある広能と酒席を共にした際、拳銃を指して言った。

「わしの零戦よ」

 大友と刺し違える覚悟だったが、結局、警察に追われた山中は、その零戦で自決。山中の葬儀で、山守は広能に聞こえるように言う。

「あの山中ゆうんは、シャンとしとったのお」

 山守を象徴する、イヤミたっぷりの台詞である。さらに現在発売中の『週刊大衆』12月31日号では、『仁義なき戦い』シリーズ第3作目以降の名言もご紹介する。

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