齋藤孝「脱・リア王症候群」超入門(1)うわべの言葉で猜疑心の塊に (2/2ページ)
レストランなどで、ウェイトレスさんに対して、オレは客なんだというスタンスでキレてる中高年男性をしばしば見かけますが、「キレやすく」て「不機嫌」、「上から目線の尊大さ」などが加わったものを、私はリア王症候群と呼んでいます。これは現代の私たちにも通じる中高年、高齢者の“悲劇”なのです。
齋藤孝(さいとう・たかし):1960(昭和35)年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現職。2001年『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス)で新潮学芸賞受賞。同年『声に出して読みたい日本語』(草思社・毎日出版文化賞特別賞)がシリーズ260万部のベストセラーになり、日本語ブームに火をつけた。その後テレビのコメンテーターをはじめクイズ番組などに多数出演。著書の累計出版部数は1000万部を超え、近著に『大人の語彙力』『50歳からの孤独入門』などがある。