『まんぷく』長谷川博己が、“いじられキャラ”で新境地開拓

日刊大衆

『まんぷく』長谷川博己が、“いじられキャラ”で新境地開拓

 視聴率も好調な連続テレビ小説まんぷく』(NHK系)は、今週からはいよいよ人気俳優、菅田将暉(25)が登場したことで、さらにお茶の間の注目度が上がっている。今回は12月15日の放送を振り返り、その人気の理由を考えてみたい。

 福子(安藤サクラ/32)の妊娠が発覚し、幸せな気分のまま萬平(長谷川博己/41)は上京する。翌日、健康食品ダネイホンのお墨つきを大学病院からもらうというイベントに備え、東京支社の社員たちと今後について語り合った。しかしその夜、萬平に進駐軍から一本の電話がかかってきて脱税容疑で逮捕されてしまう……という展開だった。

 冤罪ながら、ヒロインの夫がなんと3度目の逮捕。こんな朝ドラは見たことがない! 萬平が毎月のように牢屋に追いやられているが、日清食品の創業者、安藤百福がモデルだから視聴者はそれほどハラハラしていないだろう。そう、萬平が復活して、いつかは必ず大成功をするということを知っているのだ。ドラマとして安心感があり、浮き沈みの激しい展開でもほほ笑ましく見守れることが、『まんぷく』の魅力の一つなのだ。

 これに加えて萬平を演じる長谷川博己の存在も大きい。彼の演技もまた安心感が高いのだ。長谷川はもともと舞台で活躍していたが、2010年のドラマ『セカンドバージン』(NHK系)で知名度を上げると、以後は14年の『MOZU』(TBS系・WOWOW)でエキセントリックな悪役を演じるなど、演技派のイケメンという地位を確立。2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)では主役の明智光秀に抜擢されるなど、今や日本を代表する俳優だ。怒ったりわめいたりと、彼のコミカルな芝居が目立つ『まんぷく』でも、ヒロインである安藤サクラと同じかそれ以上の存在感を放っている。そのせいかSNSの反応がすこぶる良く、ツイッターでも常に話題だ。

■ツイッターでも長谷川博己いじり

 たとえば先日は、萬平が思いもよらぬかたちで注目された。テレビ朝日で12月16日、長谷川博己が主演の映画『シン・ゴジラ』が放送されたのだ。『まんぷく』が盛り上がっている最中の放送ということもあり、ツイッター上では「♯ゴジラ」というハッシュタグと一緒に「♯まんぷく」がつけられたツイートが相次いでいた。「13日連続でハセヒロ見られるって贅沢すぎないですか?」というファンからのコメントだけでなく、「【こんなシンゴジは嫌だ】・ゴジラからダネイホンを作る」などと、完全にネタにしているツイートも。いや、むしろネタツイートが大半だった。こんなにいじられていいのか、というほど、長谷川博己はネタにされていたのだ。

 しかし、この長谷川博己のいじられぶりこそ、『まんぷく』人気の秘密ではないだろうか。『まんぷく』では牢屋に入れられたり漫才をしたり、変なスーツ姿で広告塔にさせられたりと、萬平はずっといじられている。今後も萬平が窮地に追い込まれたり笑いを取りにくるシーンが多いだろうが、これこそがドラマの推進力となっているのだ。物語は中盤戦に入ったが、これからの『まんぷく』もいじられキャラ、長谷川博己が力強く引っ張ってくれるだろう。(朝ドラ批評家・半澤則吉)

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