天才テリー伊藤対談「ピーター」(2)ピーターの登場が時代を変えたよね (2/2ページ)
ピーター それがきっかけになって、「六本木におもしろい少年がいる」みたいな記事をいろんな週刊誌に書かれているうちに、今度は歌の話が来た。それが全部1969年の出来事。
テリー すごいね、家出してからトントン拍子だよ。デビュー曲の「夜と朝のあいだに」も大ヒットしたじゃない。
ピーター そうですね。当時はまだ美輪明宏さんが丸山明宏名義だし、あとはカルーセル麻紀さんの名前が表に出ていたぐらいで、お化粧をした男の子をテレビで見ること自体が珍しかったんですよね。それがレコード大賞の最優秀新人賞を取っちゃったので、ゴールデンタイムの番組にもバンバン出るようになって。
テリー 当時のヒット曲は世間への影響力があるし、時代と価値観を大きく変える存在だったよ。当時のピーターのファンは、男性と女性、どっちが多かった?
ピーター 99%は女の子。デパートの屋上で新曲発表会を開くと、ビックリするぐらい女の子の行列ができてた。男の子はみんな隠れファンみたいな感じ。西城秀樹から昔聞いたんだけど、私のことをボーイッシュな女の子だと思い込んでいたらしくて、「かわいいだろう」って雑誌の切り抜きを友達に見せたら「お前、それ男だぞ」って言われて恥をかいたって(笑)。
テリー ご両親の反応はどうだったの。
ピーター 最初はお化粧していたから、わからなかったみたい(笑)。でも、母はレコード大賞の時に客席に来て号泣してくれたし、ずっと跡を継げとうるさかった父も、最後は認めてくれましたね。私の芸能活動をきっかけに両親が再婚することになるので、少しは親孝行になったかな。