除夜の鐘は何で百八つ?除夜の鐘で祓われる煩悩の「内訳」を紹介! (2/3ページ)

Japaaan


※または「六境(ろっきょう)」という人間の感じる六つの感覚(色、声、味、香、触、法)で表わすこともあります。

次に、この六根に好(こう、快感)・悪(あく、不快感)・平(へい、無感)という3パターンのテンションが加わると、18パターンに分かれます。

更に、その18パターンにそれぞれ浄(じょう、清い=仏様の御心に適う)と染(せん、汚い=仏様の御心に適わない)の2パターンがあって36パターンとなりました。

そして最後に、その36パターンそれぞれに前世・今世・来世の3パターンを乗じて108。

6(六根or六境)×3(好悪)×2(浄染)×3(前今来世)=108

これが、除夜の鐘で撞き祓われるべき煩悩のすべてとなります。

まとめ

ここまで調べてきて「おかしいな」と思われた方も、もしかしたらいるかも知れません。

「あれ?『浄』ってダメなの?仏様の御心に適うなら、いいんじゃないの?」

筆者もそう思いましたが、よく考えたら、仏教の求めるところは解脱(げだつ)、簡単に言えば「あらゆるものからの解放」であり、その観点からすれば、善いことを願う心すら「煩悩」に過ぎないのかも知れません。

何も感じず、考えず、ただあるがままにして仏様の御心に適う存在であることこそが理想なのかも知れませんが、なかなかそこまでは悟りきれないものです。

でも、悟りきれないからこそ人間らしく、味わい深い人生なのだと、除夜の鐘を聞きながら、そんな事も考えたりします。

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