天才テリー伊藤対談「安田純平」(2)拘束したグループは「いい組織」!? (2/2ページ)

アサ芸プラス

容疑を晴らすために自分の経歴を話したのですが、その流れで彼らは2004年に私がイラクで拘束された時のニュースも調べてきたんですよ。そこから、「解放されたということは、身代金が払われたに違いない」と考えたらしいんですね。

テリー あの時は、スパイ容疑がすぐ晴れて、3日間で帰されたんでしたよね。そもそも人質扱いではないですし、そんな短い期間で身代金が用意できるわけもないじゃないですか。

安田 しかも、後藤健二さん、湯川遥菜さんが「イスラム国」に殺害される事件が、今回の拘束直前に起こっているわけです。日本政府が身代金を払わなかったから2人は亡くなったわけですから、それも説明したんですが、彼らは「いや、人質や拘束グループによっては払うかもしれない」と考えたんです。

テリー テロリストと交渉なんてしないでしょう。

安田 彼らいわく、「自分たちはイスラム国のように人殺しもしないし、パン工場をはじめ、いろいろなプロジェクトで資金を作り、国内避難民の支援もしている、いいグループなんだ」と。

テリー 「いいグループ」も何も、組織名をいまだに明かしてないし、結局、悪事を働いているんだから、イスラム国と同じだよ。

安田 ところが、彼らは大義のためにいろいろとこじつけて、自分たちを正当化するんですよ。

テリー そういう交渉の間に、生命の危機は感じましたか。

安田 すぐ殺されることはない、とは思いましたが、最終的にどうなるかは彼らしだいですから。「無期懲役になるかも」という恐怖はずっとありましたね。

「天才テリー伊藤対談「安田純平」(2)拘束したグループは「いい組織」!?」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 12/27号シリア拘束事件安田純平ジャーナリストテリー伊藤社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る