こ、これは・・・数千匹が合体したり分裂するトランスフォーマーなブラックワーム(※ワーム大量出演中)
司令塔はいったいどこにあるというのだ?
数千匹ものブラックワーム(学名 Lumbriculus variegatus)がもぞもぞとうごめき、合体したり分裂したりする様子を撮影した映像が公開された。
固体かと思えば液体に。こいつも猫的な流動液体生物なのだろうか?猫のようなフワフワなかわいらしさは持ち合わせていないけどもだ。
ダメな人は絶対ダメだろうけど、この手の映像が好きな人は、ワリとマジで癖になる。そういう私も10回くらいは再生してみた。
Snippet: Worms blob together, act as liquid or solid
・群れで塊を作る習性があるブラックワーム
ブラックワーム(学名 Lumbriculus variegatus)は北米およびヨーロッパの硫黄洞窟や浸水地帯でよく見られるワームで、数千匹が群れをなして”塊(ブロブ)”を形成する。
みっしりと絡み合いながら、バスケットボールよりも大きくなることもある。ドクンドクンと拍動するその様は、恐怖系SF映画の中で人体に侵入して、操ったり、いろいろ悪さをしたりする危険なクリーチャーそのままだ。

image credit:youtube
・ブラックワームが塊を作り出す理由
その見た目のヤバさとは裏腹に、ワームの能力は高い。
ワームは基本皮膚呼吸をするのだが、そのためには常に濡れていなければならなず、もし普通の部屋で空気中に取り出してしまうと、単体なら1時間も経たずに死んでしまう。
ところが20匹の塊状態なら、5時間以上耐えることができ、その数が増えるほどに生存時間も長くなる。
集団になれば例え外側の個体が死んでしまっても、内側は濡れたまま保たれるからだ。
しかも、つかみ合ってぎゅっと縮まることで、塊の表面積を最小化して蒸発を防いだりもする。こうなると、ドライヤーで乾かしてもそう簡単には死なない。

image credit:youtube
また非常に柔軟でもある。
たとえば、内部の温度が均一ではない容器の中に5万匹の塊を入れると、まるで個体であるかのように行動しながら、快適な温度のところまで移動する。
それでいて、管のようなところを見つければ、まるで液体のようにその中を流れていくこともできる。
こうした習性はロボット工学にも応用可能なそうで、複雑に入り組んだ場所に入っていけるロボット開発につながるとも期待されるそうだ。
単体だとこんな子

image credit:Dvortygirl CC BY-SA 3.0
References:This worm’s lifestyle is the stuff of science fiction | Science | AAAS/ written by hiroching / edited by parumo