日本全国「ジェイソン村伝説」の真相 (2/3ページ)

週刊実話

なぜなら入口には、《○○プレス工業》という企業名の入ったプレートが掲げられていたからだ。
 不法侵入にならないギリギリの地点から目視したところ、事務所棟らしき2階建ての廃墟、それと作業場らしき建物の廃墟が少なくとも2棟確認できた。いずれも倒壊の危険がある状態なのは明らかで、少なくとも放置されて四半世紀以上は経っているように見えた。
 一応、噂の由来になった事件・事故などがないか新聞記事などを検索してみた。しかし、それらしいものは一切ない。そこでもう一方の本家である神奈川ジェイソン村についても調べてみたが、こちらも同様に殺人事件が起きた記録もなければ、そもそも村ですらなかった。
 同じ構造の廃墟が何棟も並んでいるが、それは部屋ごとに建物が独立するタイプの廃モーテルだったから。廃集落っぽく見えないこともないが、明らかに村
ではないのだ。

●隔離された少女が家族を惨殺したと噂される「新潟ジェイソン村」
さらに、それ以外の地域にあるジェイソン村もただの廃墟に過ぎず、いずれも噂を裏付けるようなものは確認できなかった。ただし、噂だけなら「新潟ジェイソン村」は、茨城や神奈川に匹敵するほど有名だ。その噂とは、次のようなものである。
《かつてこの地に外交官一家が移り住んだが、夫婦には心を病んだ娘がいて、彼女は鉄格子の付いた部屋に隔離されていたという。そんなある日、少女は部屋を抜け出し、家族を惨殺したばかりか集落の村人を惨殺してしまった……》
 その噂の舞台とされているのが、写真にある2階建て一軒家の廃墟。地元では「ホワイトハウス」とも呼ばれており、新潟の心霊スポット好きや廃墟マニアなら知らない者はいないという。しかし、少女が津山30人殺しのような集落皆殺しをしていれば犯罪史に残る大ニュースになっていてもおかしくないが、「昔から住んでいるが、そんな話は聞いたことがない」とは近隣に住む80代の男性。とりあえず、各地のジェイソン村と名の付く場所は、ただの廃墟である可能性が高いと言わざるを得ない。
 とはいえ、ジェイソン村にまつわる噂のような惨殺事件が実際に起きた廃墟は、確かに実在する。それは、昨年、ついに解体されてしまったものの、九州某所にあった2階建て住宅の廃墟だ。

「日本全国「ジェイソン村伝説」の真相」のページです。デイリーニュースオンラインは、エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る