「レズ」「AV」「乱交」…殺された女にまつわる『青春挽歌』 (2/2ページ)
目まぐるしく動き回るカメラと極彩の色使いに、平成生まれ(91年)の若い監督らしい感覚が宿る。
門脇麦は昨年の『止められるか、俺たちを』では伝説の“若松プロ”で女性助監督だった実在の女性に扮したが、今回は、チワワちゃんのことを語るメインの人物を演じている。彼女が出ると青春映画にヒリヒリとした“火傷感”みたいなものが生まれるのがイイ。
一方、チワワちゃんを演じた吉田志織はまだ21歳の新進だが、レズや乱交シーン、果てはB93の触れ込みでAVに出ちゃうなどの、物おじしない“不思議少女”をハダカも辞さずで熱演している。
中高年世代にも、どこか懐かしく、愛着を感じる通過儀礼が奏でられて何より。“R-15指定”で描かれた“青春挽歌”である。
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