坂上忍、梅沢富美男はOK、あの大物はNG…「楽屋喫煙」で分かるフジ“タレント序列”
禁煙、嫌煙運動の広がりで、年々肩身が狭くなっている日本の愛煙家。テレビ局も例外ではなく、局内でタバコを吸える場は、ごく狭いスペースに限られてきている。お台場のフジテレビも「楽屋喫煙NG」という方針を打ち出したという。
「これまでフジテレビでは喫煙スペースが設けられている他、楽屋にも灰皿が用意されていたのですが、昨年の夏頃からそのルールが変更となったんです。今やタバコを吸わないタレントも多いですからね。喫煙者は各フロアにある喫煙スペースまで出向いていますね」(制作会社関係者)
かつてはドッキリ番組などで、楽屋でタバコを吸うタレントの姿をよく見かけたが、それもなくなってしまうのだろう。しかし、何事にも“例外”はある。局に多大な貢献をしてくれる大物司会者だけは、特例として楽屋でタバコを吸うことが許されていると前出の関係者はいう。
「坂上忍さん(51)は楽屋でもタバコがOKらしいんですよ。坂上さんは2014年の『笑っていいとも!』の終了後、不安視されていた『バイキング』を見事人気番組にした名司会者。さらに昨年4月からスタートした『直撃!シンソウ坂上』も高視聴率を連発していまして、今や『FNS番組対抗 オールスター春秋の祭典』も任されています。坂上さんは低迷していたフジテレビのバラエティを救った人物。そんな救世主の前で、口うるさく“楽屋でタバコを吸うな”なんて言えませんから、特例で楽屋でのタバコが許されているみたいなんです」(前同)
また坂上忍だけでなく、最近はご意見番としてバラエティに引っぱりだこの梅沢富美男(68)も同様だという。
「コメンテーターとして毒を吐いた『バイキング』でのキャラが受けて、フジテレビでは初冠番組『梅沢富美男のズバッと聞きますl』が昨年4月からスタートしていますが、これも好調です。梅沢さんはヘビースモーカーで、2015年の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では街で出会ったという嫌煙家に大激怒したという話をしていました。そのあともいろんなメディアで嫌煙家に毒舌を振りまいているので、そうしたスタンスの梅沢さんには“タバコを吸うな”なんて言えないでしょうね」(前同)
しかし、大物司会者なら誰でも喫煙OKなのかというとそうでもない。坂上と同い年で、軽妙な司会ぶりで定評のある“A氏”の楽屋は喫煙を認められていないという。
「Aさんもまた、愛煙家としても知られていますが、坂上や梅沢とは違って、そうした特例は与えられていないそうなんです。フジテレビの番組には今も定期的に出演していますが、司会を務める番組はない。過去の実績よりも、今現在の貢献度が、“喫煙特権”につながっているようですよ。ちなみに、Aさんは司会者のキャリアとしては坂上や梅沢よりも上ですが、フジテレビの序列的には、下にランクされているということなんでしょうね」(放送作家)
だが、世の中の分煙の取り組みは進む一方。フジテレビにとっての大功労者である坂上や梅沢が楽屋でタバコを吸えなくなる日もそう遠い話ではないのかもしれない。