虫やネズミが大人気ですと!?江戸時代はどんなペットが流行したのでしょうか? (2/2ページ)

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しかしながらヨセフは日本の庶民が飼育していた犬について「往来でしょっちゅう大騒ぎを起こす」と書いており、しつけの悪さ事に閉口していたようです。

猫に関しては、ヨセフは外国人ならではの感想を残しています。「日本では猫にしっぽのないことを発見してびっくり」したというのです。たしかに日本古来の猫はしっぽが丸いおだんごのようなかたちですよね。

国芳「其のまま地口 猫飼好五十三疋(部分)」Wikipediaより

ヨセフは最初、その猫は偶然そういう猫だったのだと思ったそうですが、2匹目も3匹目もしっぽが無いのを見た時、日本の猫はしっぽが無いのが普通なのだとようやく確信したと書き記しています。

ヨセフが日本人にその理由を聞くと、「日本の猫はしっぽがある種類より勘が鋭く、ねずみをよく取る」と答えが返ってきたそうです。

貧乏でもペットは欠かせない!?

犬や猫や鳥を飼う余裕のない貧乏な人は、バッタかキリギリスに似ている綺麗な緑の「馬追虫(うまおいむし)」を飼っていたとか。ヨセフによると、「きれいな籠のなかにこおろぎと一緒に飼っている」。

喜多川歌麿「虫籠」出典元 artelino

馬追虫はスイーッチョンと鳴き、こおろぎはコロコロと綺麗な音色を響かせますから、貧乏長屋もそれはそれは華やいだ事でしょう。逆に言えばヨセフから見て「貧乏」に見えるような人たちでも、きれいな虫籠にきれいな音色の虫を飼うくらいの風流心を持っていたという事が言えるでしょう。

参考文献:ヨセフ・ジャポンスコ 「明治のジャポンスコ」サイマル出版会

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