天才テリー伊藤対談「伊沢拓司」(1)出演番組を見ても後悔ばかりですね

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「伊沢拓司」(1)出演番組を見ても後悔ばかりですね

●ゲスト:伊沢拓司(いざわ・たくし) 1994年、埼玉県生まれ。私立暁星小学校、私立開成中学校・高等学校、東京大学経済学部卒業。現在は東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻に在籍。中学生の時に「開成学園クイズ研究部」に入部。高校時代には日本テレビ系列の「全国高等学校クイズ選手権」に出場し、第30回・第31回を連覇。その後も多くのクイズ番組などに出演し、活躍する。2016年、ウェブメディア「QuizKnock(クイズノック)」を立ち上げ、編集長を務める。翌17年にはYouTubeチャンネル「QuizKnock」を創設、動画への出演や企画などを行う。同年4月、TBS系列の「東大王2017」で優勝。以降、同番組にレギュラー出演している。

 現役の東大大学院生にしてクイズ番組「東大王」で活躍するクイズプレイヤー。またウェブメディア「QuizKnock」編集長、YouTuberなど多彩な顔を持つ伊沢拓司氏。3月いっぱいで東大王チーム卒業を決意、新たな一歩を踏み出す彼に、天才テリーが肉薄!

テリー テレビでの活躍を見て、いつも「すごいな」って感心しているんだよ。今は東大の大学院に通っているんだね。

伊沢 はい。農学部で農業経済を専攻していて、発展途上国の成長などを研究しているんです。

テリー 暁星小学校から開成中学・高校、さらに東大っていうプロフィール、とんでもないね。

伊沢 いえいえ、大学院はさすがにすごい研究能力を持った人たちが集まっていて、自分はとてもかなわないなって。

テリー それでまだまだなんて言われたら、俺はどうなるのさ(苦笑)。しかし俺も今、慶応の大学院に通っているから、気持ちがよくわかるよ。こんなに頭のいい人がいるのかって、いつも驚かされているから。

伊沢 やっぱり研究って、ひとつのことを究め続けられる人に向いているんです。そういう人って飲み会に出ても、夕方の6時ぐらいから日付が変わるまで、ずっと同じ研究の話で盛り上がれるし、僕が知っているアフリカからの留学生なんて、研究熱心すぎて、いつ帰ってるんだというくらい、夜中いつも研究室にいて。そういう人に限って、いい研究していて「いや~、これは絶対に勝てんな」と。

テリー それを聞いて安心したよ(笑)。でも言われてみたら、伊沢さんがやっているクイズって、浅く広く、いろいろなジャンルを知っていることが大事なんだものね。

伊沢 そうなんです。根が浮気性なものですから、何でもかんでも手を出したくなってしまうんですよ。

テリー でも、俺を含めたテレビを見ている人たちは「伊沢さんは何でも知っているんだ、すごい」と思っているんだよな。

伊沢 そう思われていることは、ある意味ミスリードになるんですが、クイズ番組というのはいちおう戦いなので、自分を大きく見せる必要がどうしても出てくるんです。ですから、自分でもそういうイメージは利用している部分もあります。

テリー 例えば、自分が出た番組のオンエアを見る時って「俺、この答えを知っていたのに、なんで答えられなかったんだ」っていうことってあります?

伊沢 そんなの、めちゃくちゃありますよ。「なんでこんなに手が遅いんだよ」「あの答え、どうして思い出せなかったんだ」という後悔ばかりです。素人参加のクイズ番組で、よく「なんでこんな問題間違えるんだ」という場面を見てて思いますけど、僕は彼らの本番での緊張感、それによって、ふだん知ってるものが出てこない苦しみがよくわかりますから。

テリー 伊沢さんでもそうなんだ、驚いたな。

伊沢 はい、毎回そんな感じですよ。

「天才テリー伊藤対談「伊沢拓司」(1)出演番組を見ても後悔ばかりですね」のページです。デイリーニュースオンラインは、伊沢拓司QuizKnock週刊アサヒ芸能 2019年 1/31号クイズテリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧