死を学ぶとは 学問としての死生学 (2/2ページ)

心に残る家族葬

そして患者本人が自ら、自身の最期をどのように過ごすかを決める流れの中で「尊厳死」「蘇生措置拒否(DNR)」などの用語が広く知られていく。現代においては医療者だけでなく、介護福祉士や社会福祉士などの対人援助職もまた、死について学び、自らの死生観を育てていく必要があるとされている。


■死生学を知ること、学ぶことの効果

人は自分自身の死について決定権を持たない。いつ・どこで・どのように死を迎えるのか、人生の展望をどんなに思い描いても死の時期を決めることはできない。(それは自死においても同様である。自死を決断するまでには本人が想定していなかった辛いできごとに遭遇するプロセスを経るからである。)

決定権のない死に対して、それでも本人らしく尊厳ある最期を迎えるために、終末期の過ごしかた・苦痛の取り除きかた・葬儀の形式など、本人や家族、支援者はひとつのチームとなる。それまでの人生や信仰の有無、どれだけ死を身近に感じているかによって死の捉え方はさまざまであり、死生学を知ることによってその多様性を知ることができるだろう。

「死を学ぶとは 学問としての死生学」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る