『いだてん』神木隆之介と中村勘九郎が、クドカンマジックでつながる? (2/3ページ)
そこで四三は店主の黒坂(ピエール瀧/51)から渡された足袋に感動し、オリンピックの予選会開催に向けて努力を重ねる。しかしその裏では、加納も予選会に向けて借金をするなど苦労を重ねていた……。
この第4話は驚きの内容だった。第1話から嘉納治五郎の目線で描いてきた「オリンピック予選会までの道のり」が、今度は四三の視点で細かく描かれたのだ。このトリッキーな展開こそ脚本家、宮藤官九郎の真骨頂。時系列通りに話を進めず、多方面からストーリーを紡ぐという手法は宮藤の得意とするところだ。これまでも代表作のドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS系)などで使われてきたが、大河ドラマでクドカンのカラーが出ていることが単純にうれしい。こういったカラクリにはぜひ今後も期待したいものだが、宮藤はこれまでもさまざまなテクニックを使って視聴者を魅了してきた。
その一つが伏線。たくさん伏線を張って、後でそれを回収するというテクニックだ。たとえば連続テレビ小説『あまちゃん』(同局)では、ヒロインであるアキ(のん/25)の母、春子(小泉今日子/52)が過去にアイドルを目指していたというサイドストーリーがあった。