あえて「NGT48山口真帆さん暴行事件」で語りたいこと:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載14 (2/5ページ)
そしてその中には、「アイドル運営として、もっと上手に対処できなかったの?」的なご意見もありました。それに対しては私自身、反省する部分も大いにあります。ただ、事件の渦中にいると、言い訳になるかもしれないですけど、っていうか言い訳ですけれど、やっぱりどうしても冷静な判断ができなくなるんです。私の場合、事件の直接の被害者でもあり、同時に運営者でもあったので、事件が表面化してから解決するまでのおよそ6カ月間、かなり精神的に不安定になり、混乱状態におちいっていたのも事実でした。
うちみたいな、それこそ全然メジャーではない地方アイドルの事件でもああだったのですから、今回のNGTさんの件では、もう本当に運営の方々、関係者の方々、なによりもアイドルさんたち、そしてファンのみなさんも、混乱の極みだと思うのです。
そして、そして、その上で、今回の事件で私がある意味、一番憂慮しているというか、「怖いな!」と思っていることのひとつは、〝SNSを始めとするネットに憶測や陰謀論的な不確定情報が出回りまくっていること〟〝アイドルまでを対象として、犯人捜しのようになっていること〟――です。
確かに、今回の事件が、ある種、単純に、「暴走したファンがアイドルを襲った」だけならば、今みたいな状態/状況にはなっていなかったでしょう。
被害者の山口真帆さん自身が〝メンバーの中に事件に関与した人がいた〟的な発言をされたこと、さらにそれをある部分においてNGT48さんも「認めた」ことが、今現在にまでおける混乱を呼んでいると思います。それは、「地方アイドルにおける、ファンとの〝繋がり〟問題」ともいわれています。もしくは「マスコミがファンを情報提供者として利用し、それが過激化したのではないか?」という推理もされています。
ただ、ただ、私として思うのは、本当にどうか、どうか、まるで「犯人捜し」のように、「憶測」や「不確定な情報」を、アイドルさんの個人名をあげてネット上で広めるのは……もう、絶対やめてほしいってことなんです!
これは実際にアイドル運営者として、それなりの人数の若い女の子たちを預かっている身として、切実に、身を切るように、思うことです。