訴えてやる!なぜ生んだ?同意なく自分を産んだ両親を訴えようとしている男性(インド)

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訴えてやる!なぜ生んだ?同意なく自分を産んだ両親を訴えようとしている男性(インド)
訴えてやる!なぜ生んだ?同意なく自分を産んだ両親を訴えようとしている男性(インド)


 インド、ニューデリーに住む27歳の男性が、自分の同意なしに自分をこの世に送り出したとして、両親を訴えようとしている。

 この男性、ラファエル・サミュエルは、人口増加抑制主義者だ。

 確かに彼の暮らすインドでは人口増加が問題となっている。2024年には人口14億4000万人になり、中国を追い抜き世界1位になると推測されている。

 それには様々な要因があるのだが、サミュエルいわく、子どもの同意なく、親が勝手に彼らをこの世に産み落としたことは道徳的に間違っているので、出産は控えるべきだというのだ。

・親の都合で勝手に生み出されただけ。フェイスブックで呼びかけ

 サミュエルは、フェイスブックで反出生主義のページを作っていて、「子どもをこの世に送り出して、仕事をさせたり、誘拐や隷属の憂き目に合わせたりしていないか?」とか、「君の両親はおもちゃや犬の代わりに君を飼っていないか?きみは彼らに何の義理もない。君は単に両親のエゴの結果で生まれただけなのだから」と繰り返し訴えている。

 フォロワーは431人しかいないが、本人はまったく気にする様子もない。

 彼は、子どもたち自身やその人生になんら反感があるわけではない。ただ、生きることに同意していない命をこの世にもたらして、人生の辛苦を与えるべきではないと思っているのだ。

 自分はそんな人生の犠牲者なので、両親を訴えるつもりだという。


・子供にも選択肢が欲しい

 「ぼくはすべてのインドの子どもたちに言いたい。両親になにも義理立てする必要はないってね」サミュエルは語る。

 「ぼくは両親のことは愛している。文句ない親子関係を築いているよ。でも、彼らがぼくを産んだのは、自分たちの楽しみや快楽のためだ。頼んだわけでもないのに、どうして、くだらない学校へ通ったり、就職したりしなくてはならないのか、わからない」

 「子どもには選択肢がまったくないということを、みんなに知ってもらわなくてはならない。両親にどうしてきみを産んだのか説明を求めてごらん」とサミュエルは言う。


・インドで広がる人口増加抑制主義の考え

 数こそ少ないが、インドの人口増加抑制主義の考えは一定のペースで広まっていて、子どもをもたない生活を周知する活動を全国レベルの組織にしようという動きがあるのも確かだ。

 この議論は、倫理的なものから、地球資源の圧迫を軽減することや、社会の圧力に抵抗することまで多岐にわたり、インドの人口事情もからんでいる。

 「これはまったくボランティアで、非暴力活動です」という言うのは、反出生主義活動を推進するひとり、28歳のプラティマ・ナイク。

 「わたしたちは他人にこの信念を押しつけたくはありませんが、今の世の中で、子どもを持つことが正しくない理由を、もっと多くの人がじっくりと考えてみるべきです」

 おもしろいことに、インドでの反出生主義運動の支持者は、高学歴、上流・中流階級の人たちがほとんどだという。


 さてみんなもツッコミを入れたくなっただろう。

 「お腹の中にいる胎児が、生まれたいとか生まれたくないとか意思表示できるわけないじゃん」と。

 さすがにサミュエルもそれをわかった上でのことだと思いたい。インドの人口増加に対する問題定義であり、注目を集める為の行動だと。

 確かに親は選べないとは言うものの、かなり大胆な手にでたものだ。
References:theprint / facebook/ written by konohazuku / edited by parumo
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