学業への不適応は見ないふり…『スポーツ推薦入試』の実情 (2/2ページ)

週刊実話

競技歴が重視される入試制度である以上、避けがたい面はありますが、少なくとも日本の大学入試において、それを防ぐ十分な対策が施されているとは言えませんね」(同・ジャーナリスト)

 箱根駅伝や野球、ラグビーなどに代表されるように、大学スポーツは高い人気を維持しており、主要な大会で好成績を収めればメディアの露出、ひいては大学の知名度向上、イメージアップにつながる。青学の箱根駅伝や帝京大学のラグビー大学日本一の連覇がいい例だ。大学側は運動部に広告塔としての役割を期待するが、実態としては、学生の評価が競技歴に偏重した入試となって、学業評価に目をつむることは否めない。

「4年できちんと卒業できない学生が少なくないのも事実です。誰とは言いませんが、実態は中退のプロ野球選手は多い。大学当局に責任があると思います。スポ薦入学者を対象とした学修プログラムを整備している大学もありますが、まだまだ数は多くありません」(某大学関係者)
 とはいえ、卒業してしまえば就職の際には引く手あまただ。

「会社に対して従順であるとか根性があるとか、昔ほどではないにしても、まだそういった価値観は生きており、体育会経験を好意的に評価する会社は多いです」(同・関係者)

 中日ドラゴンズの新人、根尾選手が脚光を浴びるのも分かる。

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