死をもあざむく?地球の内側で見つかった微生物の不死へのアプローチ (5/6ページ)

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 2018年の研究は、南太平洋環流の深海に積もっている堆積物の中で生きる微生物についてのもので、そうした堆積物の中で彼らが身につけた適応は、成長を念頭においたものではなく、ただ生存するためだけのものであると結論づけている。

 こうした微生物の唯一の食料源は、たまたま彼らと一緒に埋もれてしまったものだ。そして、彼らが自分を維持・修復するために毎年消費する炭素は、その細胞が保有する炭素量のたったの2パーセントでしかない。

 「手付かずの微生物細胞がこの古代の生息環境から発見されたというその事実は、こうした生命が持つ回復力に関する注目すべき意味合いを示唆している。」(Geobiology)

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pixabay

・微生物は400万年で成長を止める

2018年の研究で用いられたコンピューターモデルで、数百万年分のシミュレーションを行ったところ、400万年が経過した頃に、すべての細胞が成長を止めた。

 まるで映画のマッドマックスに登場する、荒廃した世界を必死に生きる生存者のように、彼らはおんぼろの体を維持するために、使えるものは手当たり次第に取り込むだけだった。

 このゼロサムゲームはいつまで続くのか? いつの日か、飢え死にしてしまうのか? リプマンが主張したような活動停止状態へとメタモルフォーゼするのか? あるいは、それには特別な条件が必要なのか?

 少なくとも、こうした栄養に乏しい超高齢の細菌が”ゾンビ”ではないという証拠は増えている。

 だが反対に、地中奥深くに潜む微生物をもう少し過ごしやすい環境におくと、すぐに蘇生することを明らかにした研究がいくつもある。
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