森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★日本は発展途上国になる (2/2ページ)

週刊実話

また、いまのような製造業のたたき売りを続けていると、製造業の国際競争力の喪失によって、長期では円安になる可能性が高いのではないだろうか。

 そして、日本の発展途上国への転落と円安は、意外に早く訪れるかもしれない。先日、ある地震学者と話していたら、日本経済大転落のきっかけは、南海トラフ地震になるのではないかと言う。南海トラフ地震は、太平洋ベルト地帯を襲うので、東日本大震災と比べて、けた違いに大きな被害を日本経済に及ぼす。日本の多くの企業が、生産停止に追い込まれ、資金ショートを起こす。そこで、グローバル資本が、次々に日本企業を乗っ取っていく。災害に乗じて、経済を支配するというのは、グローバル資本の常とう手段なのだ。

 政府は昨年、南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率を上方修正し、80%とした。つまり、老後に大地震がほぼ確実にくる。その前に海外に資産を移しておくことが老後を守る大きな手立てとなるのだ。

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