専門家が指南、電力供給を安定させるうえで重要な「エネルギーミックス」とは (2/2ページ)
自然災害や天候の影響による停電のニュース自体は知っていても、需給バランスが停電に影響していることまでは理解できていない人が多い様子がうかがえる。
【専門家コメント】岩船由美子氏に聞く、「電力の需給バランス」を保つポイントとは?
上記の調査結果をふまえて、今回は「電力の需給バランス」の実態と課題について、日本のエネルギー問題に詳しい、東京大学生産技術研究所の岩船由美子氏にお話を伺った。電気を安定的に供給するうえでは、使う電気(需要)と作る電気(供給)が同じになるように調整する「同時同量」の堅持が重要だという。そのうえで重要な考え方として挙げられるのが『エネルギーミックス』だ。
「一つの燃料や、発電種類だけに頼るのではなく、いろいろバランスよく組み合わせていくことを指します。出力を調整しやすい一方で燃料費が比較的高いガスなどの火力や、出力は調整しづらい一方で比較的燃料費が安価な原子力や石炭、環境負荷が小さい再生可能エネルギー、これらの特徴を生かし、加えてその燃料が外国から安定調達し続けられるものかという側面も考慮して、うまく組み合わせていく必要があります」(岩船氏)
電力供給の問題は、私たち皆が直面している問題でもある。この機会に電力の需要と供給について、他人事ではなく自分事として考えてみてはいかがだろうか。
【参考】
※トレンド総研
http://www.trendsoken.com/