「おっさんずラブ」旋風で二匹目のドジョウ狙い? “男同士の恋”実写化が連発 (2/2ページ)
実は、「おっさんずラブ」ブームで「BLバブル」に入ったかと思いきや、2018年以前からBL漫画や小説は実写映画化されていた。
ごとうしのぶ原作のBL小説「タクミくんシリーズ」(角川ルビー文庫)を実写化した映画シリーズは2007年に1作目が劇場公開され、その後、2011年公開の第5作目(2012年は再編集版が劇場公開)まで製作されている。「愛の言霊」(フロンティアワークス)は紺野けい子によるBL漫画作品。2007年に実写映画化され、2010年に続編の「愛の言霊 〜世界の果てまで〜』が作られた。「どうしても触れたくない」(大洋図書)はヨネダコウによるBL漫画作品で、2014年に実写映画化されている。「セブンデイズ」(大洋図書)は、宝井理人によるBL漫画作品。こちらは2015年に実写映画化された。
どの作品もBLファンから絶大な人気を誇る作品である。
とはいえ、上記の映画作品の主役として起用されているのは新進気鋭の若手俳優たちばかりだった。それが「おっさんずラブ」旋風を契機に様相が変わり始めている。「窮鼠はチーズの夢を見る」では、ジャニーズアイドルが主役に抜擢され、ドラマでも有名俳優らが“男同士の恋”を演じるようになった。時代は変わるものである。
ただ、懸念点もある。BL作品が映画や地上波ドラマでメジャーになると、BLに抵抗のある視聴者がどう感じるのか。
「おっさんずラブ」はオリジナル脚本であり、プロデューサーの「純愛ドラマを作りたい」という思いから男女の枠を超えた恋がテーマだったので、一般の視聴者に受け入れられた部分が大きい。
生粋のBL作品を原作に、一般視聴者に受け入れられるものが出来上がるのか。制作陣の手腕に期待したい。