家族・子育て・老い 樹木希林が残した言葉に込められたメッセージ (2/2ページ)

新刊JP

社会に出たとき、「あんたが最初にどうぞ」というふうにはいかないからだ。

■老いは「絶対に面白いこと」

老いについての言葉にも触れておこう。歳をとることが嫌だと感じる人も多いかもしれないが、老いることについて、樹木さんは「絶対に面白いことなの」と綴っている。

若いときには「当たり前」だったことができなくなっても、不幸だとは思わない。そのことを面白がる。老いは当たり前に来るものなので、ブレーキをかけずに、やってきたように死んでいく。

仕事の管理も一人でやっているので、一人でできなくなったらおしまい、と考えていた樹木さん。「最後のセリフは『今世は、これにてご無礼したします』。いいセリフでしょ」と綴っているところからは、樹木さんの死生観が感じられる。

女優として、女性として、母として、人として、自然体に生きて人生を面白がる。樹木さんの成熟した人間性はかっこいい。数々の言葉から生きる力をもらえるはずだ。
(新刊JP編集部)

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