ブッチャー引退に昭和のレジェンドが集結!ラストメッセージは「親を大事にしろ!」 (2/2ページ)

リアルライブ

みなさん本当にありがとうございました」

 ブッチャーはこのように挨拶をすると、引退の10カウントゴングが叩かれ、58年に渡るプロレス人生の幕を閉じた。フォークを中心とした凶器攻撃と流血のイメージが強いブッチャーだが、実はかなりの実力者。全盛期のダイビングエルボー(毒針エルボー)は今見ても迫力満点の威力を誇っている。

 バックステージに引き上げると、キム・ドクがブッチャーを迎え入れ談笑。インタビューブースに現れると、「最高でした。残念ながら昔のレジェンドたちでもうこの世にいなくて、天国に旅立った人がいっぱいいる。でも、みんないつしかあの世に行くわけですから、僕もいつかは行きます。でも、近い将来というのは嫌ですね。もうちょっとここにいたいです。長年のマネージャーと長年の友人であったジョンが他界しました。僕の一番の親友でした。彼の告別式が明日で、彼の奥さんが教会の牧師さんなんですね。みなさん彼のために祈ってあげてください。お願いします。みなさん今日はありがとうございました。リング上でも言いましたが、自分の親を大事にしてください。決して施設にブチ込んだりすることはしないでください。以上です」ブッチャーのラストメッセージは、本来持ち合わせていた優しさだった。

 フォークを持ってブッチャーの横でコメントを聞いていた大日本プロレスのアブドーラ小林は、付き人時代のことを振り返り、「言われたことで印象に残っているのは、日本人は目が細いから目を見開けと。じゃないと優しく見えると言ってて、そういうプロレスの所作を教えてくれましたね。酒を飲むと駐車場代を払ってくれなくて、20万ぐらい立て替えて返ってきてないんですけど(笑)。きょうで全部チャラですね。区切りをつけることが出来て良かったです」と数多く存在すると言われているブッチャーとのエピソードを小林は嬉しそうに話してくれた。大会終了後、22時半になってもブッチャーの現役ラストサインを求める列は途切れず。昭和の外国人スター選手はやはり偉大なのだ。

取材・文 / どら増田
写真 / 舩橋諄

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