農水省が激怒した中国の「ブランド和牛」泥棒“闇”ビジネス(1)バイト感覚の運び屋が横行 (2/2ページ)

アサ芸プラス

日本発着便を運航している中国各地の国際空港では毎年、数十キロの和牛が押収されているという報告もある。

 和牛密輸の手口について、中国人犯罪事情に詳しいヤクザ幹部が明かす。

「日本に来た中国人旅行客がスーツケースの奥に忍び込ませたりして、手荷物として持って帰るケースもあるけど、蛇頭をはじめとした中国の犯罪集団が組織的に行ってるよ。押収されるリスクはあっても、和牛の人気は他国産と比べて群を抜いていて、中国では買い値の10倍以上で売れるからね。それに少量なら、空港の保安検査をすり抜けられる確率が高い。主に日本に滞在している中国人留学生がアルバイト感覚で運び屋をやってるよ。覚醒剤とって、見つかっても押収されるだけで、逮捕はされないからな。まんまと持ち運ばれた和牛は『松阪牛・A5ランク』って表記されて、闇市場に出回る。実際はA4ランク以下の和牛を偽装表示してるんだ。ただ、旅行客を装って持ち運ぶのは、どうしても量が制限されちまうっていう難点があるよな。だから最近は、別のやり方が横行してるんだ」

 中国の犯罪集団のシノギとなっているのが、覚醒剤や拳銃の密輸だ。こうした運びのノウハウを活用することで、和牛が中国本土に大量上陸し、都市部において流通しているというのである。

「あいつらは冷凍マグロの中に覚醒剤を入れたり、巧妙な持ち運びの手口を知っている。和牛を大量に持ち運ぶのだって簡単だよ。最近はまず船便で一度、カンボジアに運んで、『カンボジア産』って記載された箱に入れ替えるんだ。さらにそこから、ベトナムなんかの東南アジア諸国を経由して、上海港や深セン港に届けられる。カンボジア国内で和牛なんか流通してないよ。カンボジアに輸出されている和牛は、ほぼ100%、中国人富裕層の胃袋に収まってるな」(ヤクザ幹部)

「農水省が激怒した中国の「ブランド和牛」泥棒“闇”ビジネス(1)バイト感覚の運び屋が横行」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 2/21号不良外国人中国人犯罪食品問題牛肉社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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