佐藤優樹の発言で盛り上がってますけど:ロマン優光連載129 (2/3ページ)
「普通の会社だったら、そんな話は許されない」ということを言う人もいますが、職場での世間話ではなくてエンターテイメントとしてのトークなんですよね。さんまさんが常識的に「水着を見たがるとかイヤらしくてよくない」「着たくないなら着ないでいいよね」とか言い出したら、話は終わってしまうんですよ。さんまさんが佐藤さんにしつこく食い下がることで、佐藤さんが面白い感じで切り返していき、それによって佐藤さんの個性がわかりやすく伝わるわけで。そういう効果を狙ってやってるのであって、何が何でもアイドルは水着になるべきと思って話をしていたわけではないと思うのです。
個人的なことをいうと、ここ10年ぐらい、さんまさんのテレビのトーク番組を家族と一緒に見る機会があるたびに、ゲストの話を聞いていて私が「もっと聞きたい」と思うと、さんまさんが途中でそれを遮ってしまいイライラするので、そんな好きではないんですよね。しかし、それは感覚が合わないというだけの話です。確かに時代と合わなくなってる部分もあるような気もしますが、あえて古くさいズレを誇張して若手の話を引き出している部分もあって、さほど好きでない自分にもそこまでひどいという風には思えないんですよね。佐藤さんにある種の自分の中の理想を投影してしまった人たちによって、必要以上に悪い設定が与えられてしまったような気もします。
「水着になってる他のハロメンに失礼」みたいな問題外なことを言い出す人もいますが、ハロメンはそんな気にしないと思いますよ。佐藤優樹の言ってることだし。どういう人かなんて、身内の方がわかっているでしょう。
自分の世界で生きていて、周りがどうであろうと、それがブレない人はやっぱいいですよね。佐藤さんの場合、今回はそれが世の中の動きにピッタリはまって、良い感じに世間に受け入れられたのだと思います。まあ、ああいう人の言動は素直に「面白いな!」「かわいいな!」「かっこいいな!」と感心すればいいだけで、変に自分の中の想いを投影しない方がいいと思うのですが。
(隔週金曜連載)
写真:佐藤優樹(モーニング娘。