世間を震撼させた“凶悪殺人犯”と「獄中面会」(3)<上田美由紀>鳥取・連続不審死 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 そもそもの原因は、ジャーナリストの青木理氏が鳥取連続不審死事件を取材し、美由紀にも面会したうえで「誘蛾灯 鳥取連続不審死事件」(講談社)という本を出版したことだった。青木氏のファンだった佳苗は、同書を読んで嫉妬。美由紀が青木氏との面会中、質問をはぐらかし続けたことについて、支援者のサポートで運営するブログで、こう批判した。

〈彼女を大馬鹿だと思った。腹立たしくもあった〉(「木嶋佳苗の拘置所日記」2013年12月24日付記事)

 すると、これに美由紀が激怒したのである。

〈もう完全に、私は彼女と生き方が違う事を感じました〉〈多分間違いなく訴訟になると思います〉(いずれも14年3月6日付手紙)

 そのように佳苗への批判を手紙に書き連ねてきた美由紀は、なぜか私にも疑いの目を向け、〈彼女に私の事を勝手に流すのはやめて下さい!!〉(同年9月8日付手紙)と怒ってきたりした。この猜疑心の強さは、病的だとすら感じさせられた。

 その後、私と美由紀の関係は切れたが、裁判で死刑が確定した現在、刑場のある広島拘置所に収容されている。その心の闇は、明らかになるのだろうか。

片岡健(ノンフィクションライター):1971年生まれ。新旧さまざまな事件を取材しているノンフィクションライター。新刊「平成監獄面会記 重大殺人犯7人と1人のリアル」(笠倉出版社)を上梓したばかり。

「世間を震撼させた“凶悪殺人犯”と「獄中面会」(3)<上田美由紀>鳥取・連続不審死」のページです。デイリーニュースオンラインは、首都圏連続不審死事件上田美由紀週刊アサヒ芸能 2019年 2/28号木嶋佳苗殺人事件社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る