フンを出すときだけ肛門を作る。一時的な肛門を形成するクシクラゲの仲間を発見(米研究) (2/2ページ)
ムネミオプシス・レイディ / American comb jelly (Mnemiopsis leidyi)
・神経系や消化管システムの進化のヒントに
クラゲやクシクラゲは単純な生物で、複雑な内臓システムはなく、体内に菅が1本備わるのみだ。そして中には、胃層に1つしか開口部がなく、それで食事・排泄・生殖物質の交換を全部まかなってしまう種すらいる。
だがムネミオプシス・レイディの即席肛門システムからは、単管しか持たなかったクラゲが大昔に常設の肛門を進化させた仕組みを窺うことができる。
クシクラゲは地球上でも一番古い部類の生物で、その祖先は7億年ほど前に誕生した。
これを研究すれば、神経系や消化管といった今日の複雑な生物にとっては欠かすことのできないシステムの、進化基盤を知る手がかりが得られるだろうとのことだ。
References:newscientist/ written by hiroching / edited by parumo