天才テリー伊藤対談「純烈」(1)リーダーの勧誘は詐欺師の手口だよ (2/2ページ)
これを考えたのはリーダー?
酒井 そうです。映画の撮影中に骨折で入院した時、夢に何度も前川清さんが出てきたのを何かのお告げと思って「クールファイブみたいなグループを作って、内山田洋さんになろう!」と決心したんです。
テリー あれれ、前川さんじゃなくて?
酒井 僕の歌ではダメですから(笑)。そこで退院後に、まず歌がうまい「スーパー戦隊」シリーズの1年後輩だった白川を誘って。
白川 もっとも、誘われた時はムード歌謡を全然知らなかったので、いろいろ調べるところから始めたんですが(笑)。
小田井 僕は年齢的に、ムード歌謡がギリギリわかる世代でしたから、当時のメンバーの中ではいちばん違和感なく受け入れられたと思います。
テリー 後上さんは年齢も若いし、東京理科大まで行ってるじゃない。「こんなオジサンたちについていって大丈夫かな」なんて思わなかったの。
小田井 絶対、そう思っていたよね(と、後上のほうを見る)。
後上 いやー、正直、迷いもありましたが、「紅白(歌合戦)に出よう!」なんてウルトラポジティブな話を聞かされてしまったので‥‥(笑)。
テリー それ、完全に詐欺師の言葉じゃん。
酒井 でも、それで大学を辞めちゃったんだものね。
白川 いやいや、辞めさせたんでしょう?(一同笑)
後上 結果的には、11年かけて実現したからよかったですけど、リーダーは「俺の中では、もう最初から決まっていたんだよ」って(笑)。
テリー いや、自己暗示は大事だよ。最初のレコード会社との契約が打ち切られたあと、スーパー銭湯や健康ランド、キャバレーでの地道な営業を続けている中で、酒井さん自身の迷いはなかったの。
酒井 自分としては、むしろエンターテインメントの底流が知りたくて、芸能界のドサ回りがやりたくてしょうがなかったんですよ。
テリー ハハハ、どこまでもポジティブだなァ。