なんと女性専用車両も禁煙車両もトイレも完備!時代の先を行っていた明治時代の蒸気機関車 (2/3ページ)
『東京高輪鉄道蒸気車走行之全図』歌川国輝
車両は上・中・下等の3つのランクに分かれていて、定員は上等18人、中等22人、下等30~36人と決められていました。
3つのランクで運賃は異なりましたが、下等でも運賃は高額でした。しかし、それまで約1日かけていた距離を53分にまで縮めた鉄道は、明治の人々の活動範囲を大きく広げました。
開業間もないある日の運行。横浜に到着したにもかかわらず、乗客が一向に降りてきません。不思議に思った乗務員が声をかけると乗客が言いました。
「まだ1時間も経ってないから、ここは横浜であるワケがない…!まだ途中の駅だ!」
あまりにも速いため、その現実を受け入れることができない明治の人々の様子がわかるおもしろいエピソードですね。
車内は分煙!女性専用車両とトイレも完備
『東京汐留鉄道舘蒸汽車待合之図』立斎広重
開業した年には「鉄道略則」という乗車のルールが発表されました。
その中には、喫煙車両以外の車両で喫煙をしてはならないという完全分煙を定めたルール。さらに、男子は婦人のために設けた車両と部屋にみだりに入ってはならないという女性専用車両があったことを示すルールが書かれています。
