菅田将暉『3年A組』驚異のアドリブ演技で、“新視聴率男”に!

日刊大衆

菅田将暉『3年A組』驚異のアドリブ演技で、“新視聴率男”に!

 菅田将暉(26)主演のドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』がついに3月10日、最終回を迎えた。平均視聴率はなんと15.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、見事に有終の美を飾った。このドラマはなぜここまで人気となったのか、最終回を振り返って考えてみよう。

 最終回は柊一颯(菅田将暉)が、屋上でSNSのライブ中継で真相を話すと宣言する場面からスタートした。その後、教室では茅野さくら(永野芽郁/19)が景山澪奈(上白石萌歌/18)が死んだ理由は自分にあり、景山が自殺した現場にいたことを告白する。そして翌朝、一颯は宣言通り、ビデオカメラに向かって、立てこもりの真相を述べ始める……。

 本作は注目の若手が多数、出演したドラマで、永野芽郁やGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太(24)といったすでに知名度が高い俳優だけでなく、富田望生(19)などブレイク間近の俳優にもスポットライトが当たった。未来ある若手を多数発掘できる良作だったわけだが、ツイッターを見ているとやはりこのドラマは“主演・菅田将暉”の力が大きかったことを痛感させられる。

「柊先生の生徒になりたかった」「ステキな授業を有難うございました」と、菅田将暉の演技を褒めるというより、劇中の柊一颯を褒め称えるコメントが相次いでいるのだ。このことは役の人物が憑依したような菅田の演技が、視聴者の心を捉えていたというなによりの証拠だ。菅田将暉のパワーが、このドラマを高視聴率に押し上げたといっていい。

 菅田将暉は映画『あゝ荒野』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するほどの演技派だが、主演作は映画が圧倒的に多い。近年は『帝一の國』、『火花』など彼の代表作になりうるような良作にも恵まれ、20代にしてトップ映画スターになった。一方、ドラマでは昨年山田孝之(35)とダブル主演だった『dele』(テレビ朝日系)が話題となったものの、過去の連ドラ主演作となると2015年『民王』(テレビ朝日系)までさかのぼらなくてはならない。大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)などで強い個性を放っていたが、実は連ドラでは姿を見る機会が少ない俳優だったのだ。

■菅田将暉はテレビドラマ界の希望の星!

 しかし今回の『3年A組』の大ヒットにより、テレビ局的に“連ドラに主演してほしい俳優”のトップに踊り出ただろう。“新視聴率男”が誕生した本作は、テレビドラマ業界全体にとっても明るいニュースといえる。「リアルタイムで観たい」、そう思わせるだけの菅田将暉の演技は、低視聴率が叫ばれるテレビドラマの希望の星なのだ。今後は菅田将暉が連ドラで引っ張りだことなることに、期待したい。

 菅田将暉は先日、永野芽郁とともに情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)に出演したのだが、そこで驚くべき事実を発表していた。なんと生徒と対峙するシーンのセリフの多くが、アドリブだったというのだ。これには永野も「グッときます、毎回」とその言葉の力を絶賛していた。

 さらにドラマ中、役作りのために10キロ近くも痩せていたことを告白していた。遅い時間帯の連ドラにも、映画並みの気合と役作りで臨む菅田の役者魂には感服した。今年は夏に大作映画『アルキメデスの大戦』の主演が控えている菅田だが、視聴率男としてぜひこれからも「連ドラ」で輝きを放ってほしい。(ドラマライター・半澤則吉)

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