伝説の「平成・春のセンバツ対決」東洋大姫路VS花咲徳栄、“2日連続”の死闘! (2/2ページ)

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春の選抜で大会規定による引き分け再試合は62年第34回大会の準々決勝、作新学院(栃木)対八幡商(滋賀)以来、41年ぶり。夏の選手権を含めると69年第51回大会決勝戦の松山商(愛媛)対三沢(青森)以来、34年ぶりの出来事となったのである。

 翌日の再試合は両チームともエースが先発を回避し、控えの投手が先発した。そのせいか、試合序盤から両軍が激しく点を取り合うシーソーゲームとなった。試合は8回を終わって5‐4と東洋大姫路がわずか1点のリード。8回から登板したエースのアンが9回を抑えるだけだった。

 しかし、花咲徳栄はアンから2死二塁とすると、打席に入ったのはこの試合、レフトで先発出場していたエース・福本だった。ここで福本は意地の適時二塁打を放ち、土壇場で同点に追いついたのである。その裏から花咲徳栄は福本をマウンドへ。福本は9回裏の東洋大姫路の攻撃を無得点に抑え、高校野球の甲子園大会では春夏通じて引き分け再試合も初の延長戦へともつれこんだのである。

 だが、この試合の幕切れはあっけなかった。10回裏に無死から東洋大姫路は三塁打。瀬戸際まで追いつめられた花咲徳栄はこの場面で満塁策を取ったが、ここで福本が投げた2日間トータルの242球目が痛恨のワイルドピッチ。こうして2日間にわたる熱戦は合計25イニング目で決着。試合時間は合計5時間24分にも及んだ“死闘”だった。

(高校野球評論家・上杉純也)=文中敬称略=

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