森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★地獄の沙汰も金次第 (2/2ページ)

週刊実話

しかし、森友学園の問題では、8億円の値引きをして、国民に大きな損失を与えた財務官僚は、最初から不起訴で刑事責任を問われないし、会社を私物化して、私的投資の損失補填を会社にさせていたゴーン被告は、天文学的金額の弁護士報酬の支払いと引き換えに、無罪になる可能性が出てきている。

 それが資本主義社会だと言えばそれまでなのだが、刑事責任まで、金次第で決まる世の中は、私はおかしいと思う。

 今回のゴーン被告の保釈では、海外メディアが、日本の長期拘留制度を一斉に非難した。もちろん、判決が下るまでは「推定無罪」で、被告の人権は守られるべきだと私も思う。しかし、富裕層の人権だけが守られるというのは、どう考えてもおかしい。こうなったら、東京地検特捜部に頑張ってもらうしかない。万が一にも、ゴーン被告が完全無罪になったら、この国は、官僚と富裕層の特権社会になってしまうだろう。

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